ナルト 【アニメ感想】 ※ネタバレ注意

アマプラでナルトが最後までみれるということで、二ヶ月ほどかけて720話を一挙に視聴してきた。

 

驚くべきことに、大人になってからみるそのストーリーの素晴らしさは子供のときにみたそれと全くもって異なるように感じたのである。

 

「ナルト」において最も素晴らしい一つは巧妙に対比を用いた物語の構成である。

 

物語は、〝逆だったかもしれねぇ” でお馴染みのナルトとサスケの対比を中心として進められていく。

 

両者は孤独の痛みを知っているという共通点をもつ一方、【他者との繋がりを大切にするナルト】と【他者との繋がりは足枷であるとして断ち切ろうするサスケ】という相反する考え方をもつ。

 

同じような境遇の中で相反する結論を出した二人によって、ストーリーは綺麗な中心線を内包する。

 

その中でナルトの成長に焦点をあてて物語は展開されていく訳である。

 

ナルトの成長過程において私が最も印象に残った物語は、「幼少期の我愛羅との対決」と「ペイン戦後の長門との会話」である。

 

最初に我愛羅編であるが、これもまた対比が用いられている。

 

二人は人柱力であるという共通点を持ちながら、【強い繋がりを得たナルト】と【繋がりに絶望し無駄だとした我愛羅】という全く逆の境遇を生きていた。

 

人柱力は厄災の対象として人々から忌み嫌われる存在である。

ナルトは同様の宿命を背負う我愛羅との対立により、人柱力でありながら親しき者をもつ自分の境遇を客観的に捉える機会を得るのである。

 

そんなナルトだからこそ我愛羅の心の傷を真に理解してあげることができ、唯一無二の友人となることによって我愛羅を正しい道に導くことができたのである。;;<ヨカッタ

 

次に長門との会話である。

 

長門はペイン六道を操り、世界に平等に痛みを与えることで世界から痛みを無くすことを目的としていた。

 

長門は己の目的を達成するために多くの命を奪っていった。

 

その犠牲者にはナルトにとってかけがえの無い存在である自来也やカカシ先生なども含まれていた。

 

ナルトは仇を討つために仙人の力を得て、見事にペイン六道を撃破し本体である長門のもとへ向かった。

 

このときナルトははじめて長門の痛みを知り、彼らの非情と思われる行動の全ては世界から痛みを消すためだったことを知ることになる。

 

ナルトは長門に「どうすれば世界から痛みが無くなるか」を問われることで、痛みの根源である【憎しみ】との向き合い方を意識するようになる。

 

そしてナルトはこれをきっかけとして大きな成長を遂げることとなり、この成長がストーリーをより味わい深くしているのである。

 

他にも筆者は春野サクラの成長も推したいが、この記事の本筋がぶれそうなのでやめておく。

m(_ _)m

 

総括して、ナルトは最も素晴らしいアニメの一つであることはやはり言うまでも無い。

 

またバトル作品としても一級品であり、漫画における戦闘シーンの表現は他の漫画家にも絶賛されるところであり、登場する魅力的なキャラクターはお子さんでも視聴を楽しめる所以でもある。

 

現代のオタク達の多くは長期アニメを避ける傾向にあるようだが、間違いなくナルトは720話観る価値があるといえるので是非視聴して頂きたい。(*^ω^*)

 

ここまで読んで頂きありがとう。

今回の記事は以上である。

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